【ドラマ】きのう何食べた?

監督:中江和仁、野尻克己、片桐健滋、松本佳奈、平田大輔
脚本:安達奈緒子

原作:よしながふみ『きのう何食べた?』(講談社「モーニング」連載中)

音楽:澤田かおり、福島節
チーフプロデューサー:阿部真士
プロデューサー:松本拓、祖父江里奈、佐藤敦、瀬戸麻理子
制作:テレビ東京/松竹
製作著作:「きのう何食べた?」製作委員会

出演:西島秀俊、内野聖陽、マキタスポーツ、高泉淳子、磯村勇斗、チャンカワイ、奥貫薫、山本耕史

料理上手で倹約家の弁護士のシロさんこと筧史朗(西島秀俊)と、温厚な性格の美容師のケンジこと矢吹賢二(内野聖陽)が本作品の主人公です。二人は同性カップルで、彼らの日常生活と家庭の食卓が軽快なタッチで描かれています。

原作の大ファンだという西島さんは「元々、原作の大ファンだったのでお話しをいただいた時は非常に嬉しかったです。たくさんのファンをもつ作品なので、とにかく丁寧に真摯に作品に向き合いたいと思います」。シロさんについては「シャープでちょっと近寄りがたく、ツンツンした態度もとるし、クールを装っているんですが、本当はとても 周りの人を大切にする人物です。そして色々なことをキチっと割り切って決めて生きているように見えて、実は内面が繊細に揺れ動いている。そこを大切に演じていきたいなと思います」とコメントしています。

内野さんは「原作ファンの方はもちろん楽しみにしていただきたいし、原作を知らなかった方々にもすんなりと共感してもらえるような、すごく自然な現代感覚の人間関係を描けたらと思っています」と語っています。ケンジのイメージについては「大人ですねこの人は。外への出方は子供っぽい感じがするんだけど、とても繊細で人の気持ちを汲み取れるキャラだなと思って。美容師さんで、実はすごく寛容で優しい部分をもっているけど、時にサディスティックな感覚も併せ持ってる感じかな。そういうものがさらりと自然に出せればいいなと思っています。あとはシロさんの作る料理を毎回食べられるのが楽しみ。毎回お腹をすかせて現場に行こうかなと思っています。とにかく原作を読んだ時に、やけに料理が美味しそうだなっていう印象を受けて、自分でも作ってみたいなと毎回思っちゃう献立なんです。そういう美味しい空気感を見る方に届けられたらなと思います」とコメントしています。

テレビ東京ドラマ制作部プロデューサーの松本拓さんは「きのう何食べた?は多くの読者の方々から絶大な支持を得ている原作です。映像化させて頂くことは、喜びである以上に重責を感じています。主演は、西島秀俊さん、そして内野聖陽さん。原作のキャラクターにぴったりなお二人にシロさんとケンジを演じて頂くことで、まずは完璧なスタート地点には立てたと思います。テレビ東京では数々の「飯もの」ドラマを制作して参りましたが、また一つ、歴史に残る作品 を生み出せるよう、まだまだ長い道のりではありますが、魂を込めて、制作に臨んでいきます。ご期待ください」と発言しています。

原作漫画は今も連載が続いていて、単行本が発売されるたびに読んでいます。よしながさんの作品は『西洋骨董洋菓子店』とか『大奥』は読みました。ドラマを観て驚いたんですが、漫画版がそっくりそのまま実写化されているんです。ここまで似せる必要性があるの?と思うくらい似ています。シロさん役の西島秀俊さんとケンジ役の内野さんが、これまたズバリ填まっていて感心するしかないです。まぁ、とにかく面白いです。シリアスものを演じさせたらピカイチのお二人が、こういったコミカルな演技をすると、そのギャップがまた楽しいですね。劇場版が制作されるくらい人気があるというのも、よく分かります。

タイトルとURLをコピーしました