『青空文庫』は、著作権切れ(通常、著作権者の死後70年)になった文章を集めた無料の電子書籍サービスです。ボランティアによって運営されています。パソコン、タブレット、スマホなどの電子デバイスを使って気軽に読むことができます。夏目漱石、森鴎外、芥川龍之介、太宰治、宮沢賢治、中島敦、堀辰雄、永井荷風、吉川英治、谷崎潤一郎、江戸川乱歩など、著名作家の作品を自由に読むことができます。昭和初期以前に発表された作品がメインとなります。ちなみに最新のアップロード作品は、中谷宇吉郎(1900~1962年)の『溶ける氷河』です。
青空文庫のテキストデータは、そのまま読むことができません。デバイスを利用して作品を読むためには専用の『青空文庫アプリ』が必要です。さまざまなアプリがストアにアップロードされているので、無料版を試した上で、気に入ったアプリをご購入ください。ちなみに、ボクの利用歴は10年くらいです。使用デバイスは、Android OSスマホと、iOSのiPadです。青空文庫アプリは、Android OS用が『青空文庫ビューア ad』、iOS用が『ソラリ』です。なお、PCの場合はサイトに直接アクセスして作品をダウンロードして読みます。AmazonのKindleやFireHDも使ってみましたが、不具合が多発したのでオススメできません。
ボクは普段、スマホを使って読んでいます。ちょっとした空き時間を有効活用できるので、とても重宝しています。塵も積もれば山となるで、有名どころの作品はだいたい読み終わりました。アプリ課金は必要ですが、青空文庫の利用自体は無料なので、小説を読もうと思ったときは、とりあえず青空文庫から始めてみてはいかがでしょうか。強くオススメします。