数十年ぶりに都へ出てきた僧侶が、接待係の役人に誘われるまま遊郭へ入った。
女郎が「どうぞ」と言って裾をまくった。
和尚は役人の言うとおり女郎の前後を触った。
役人が感想を尋ねると、和尚は感心したように言った。
「摩訶不思議、摩訶不思議。前は尼さんのようで、後ろは小僧のようじゃ」
その後、僧侶と女郎は別室へ移り、いよいよいたすことになった。
僧侶が着物を脱いで始めようしたとき、女郎が僧侶の頭を股間に持っていこうとした。
僧侶が驚いて言った。
「な、なにをするんだ」
女郎が平然と言った。
「お坊様の息子は小さすぎるようです。私にはお坊様の頭がちょうど良いようでございます」
前後の感想
