危い三宝

居酒屋で大工の棟梁が弟子たちに尋ねた。
「おめえたち、三宝って知ってるか?」
一番弟子が言った。
「ひとつは、でかくて固い男のアレでやすね」
棟梁が手を打った。
「当たりだ。小判一枚!」
二番弟子が言った。
「もうひとつは、狭くて締まった女のアソコでやすね」
棟梁が手を打った。
「当たりだ。小判一枚!」
三番弟子が言った。
「最後のひとつは、ゆるくて柔らかい尻の穴でやすね」
棟梁が腕を組んで言った。
「う~ん、当たり~だ、うっ、うん」
三番弟子が文句を言った。
「お頭! おいらにも小判をくださいよ~」
棟梁が苦虫をつぶしたような顔で言った。
「褒美どころか、おまえは首だ、クビ!」
「ど、どうしてオイラが首なんですか?」
棟梁が答えた。
「おまえみたいな危いヤツを、男ばかりの現場に置いておけるわけがねえだろう」

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