新宿ゴールデン街へ行ってきた

3月1日の土曜日、学生時代の悪友たちと飲むため、20年ぶりに新宿ゴールデン街に足を踏み入れました。ウワサには聞いていましたが、メインストリートは外国人だらけでビックリしてしまいました。せっかく来たのだからということで、ストロング酎ハイを片手に持ちながらブラブラと散策しました。どの店も看板は英語だらけで、1階は外国人で埋め尽くされていました。バンコク一の歓楽街である『ソイ・カウボーイ(カウボーイ通り』を思い出してしまいました。土曜日ということもあるのか、日本人らしき人はあまり見かけませんでした。この状況を知っている日本人なら、わざわざ来たりはしないでしょう。レトロな雰囲気を味わいたいなら、西口の思い出横丁か大久保病院近辺の居酒屋へ行けばいいわけですから。

若い頃先輩に連れて行ってもらった文壇バーを記憶を頼りに探したのですが、1軒も残っていませんでした。仕方がないので、裏通りの2階にある外国人が来なさそうなバーに入りました。早い時間ということもあって、お客さんはひとりだけで、ボクたち4人は無事カウンターに座ることができました。今にも崩れそうな急階段や7、8人で満席になってしまう狭い店内は、20年前の雰囲気を残していました。そこに1時間ほど滞在してウイスキーのロックを飲みました。しかし、どうにも落ち着かないので、新宿区役所の近くにある行きつけのバーに入って0時近くまで飲み明かしました。

ボクたちが新宿で飲み始めたのは40年前ですが、その頃と比べると新宿の街はすっかり変わってしまいました。以前はヤクザが普通に歩いていたし、ポン引きのオバちゃんも辻々に立っていました。現在、新宿コマ劇場の跡地にビルが建ち、巨大なゴジラの頭(ゴジラヘッド)が聳えています。ゴミだらけだった街は、すっかりきれいで健全な場所に変貌しました。でも、(これは雑誌で読んだ記事ですが)いま新宿にはたくさんの若い立ちんぼ(売春婦)がいるそうです。彼女たちが立っていても大丈夫そうな雰囲気は、以前と変わっていないのかもしれません。

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