あるところに、とても仲のよい老夫婦が住んでいた。
ある晩、老夫婦の部屋から妙な声が聞えてきた。
不審に思った息子が、障子ごしに聞き耳を立てると「あ~気持ちいい。あ~気持ちいい」という母親の声がする。
息子は思わずつぶやいた。
「あんな年になっても、まだやってるのか?」
息子はどうしても確めたくなり、障子に指で穴を開けて中を覗いた。
父親が母親の背中を掻いていた。
気持ちいいこと

あるところに、とても仲のよい老夫婦が住んでいた。
ある晩、老夫婦の部屋から妙な声が聞えてきた。
不審に思った息子が、障子ごしに聞き耳を立てると「あ~気持ちいい。あ~気持ちいい」という母親の声がする。
息子は思わずつぶやいた。
「あんな年になっても、まだやってるのか?」
息子はどうしても確めたくなり、障子に指で穴を開けて中を覗いた。
父親が母親の背中を掻いていた。