男色好きの男が旅館の大部屋に泊まった。
そのとき、ヒゲが抜けた老人と隣り合わせになった。
男は老人をなでまわし、毛がないので少年だと思った。
男は老人に襲いかかったが、運がよかったのか悪かったのか、老人も男色家だったので二人とも気持ちよくねんごろになった。
事が終わり、そのまま別れるのが惜しくなった男が言った。
「きれいな服を買ってやるから、明日もいっしょにいようよ」
老人が猫なで声で言った。
「服はいりません。そのかわり、立派な棺桶を買ってください」
男と男の勘違い

男色好きの男が旅館の大部屋に泊まった。
そのとき、ヒゲが抜けた老人と隣り合わせになった。
男は老人をなでまわし、毛がないので少年だと思った。
男は老人に襲いかかったが、運がよかったのか悪かったのか、老人も男色家だったので二人とも気持ちよくねんごろになった。
事が終わり、そのまま別れるのが惜しくなった男が言った。
「きれいな服を買ってやるから、明日もいっしょにいようよ」
老人が猫なで声で言った。
「服はいりません。そのかわり、立派な棺桶を買ってください」