ある夜、布団の中で、妻が夫の一物を撫でながら尋ねた。
「これは何でございますか?」
夫は笑って答えた。
「おまえ、知らないのか? 先生だよ、先生」
「それならここに家庭教師の口があるわ。どうぞお入りください」
翌朝、卵と酒が食卓に並んでいたので、夫は誇らしげに言った。
「これは先生へのお礼だね。ところで、家庭教師はどんな具合だった?」
妻が酌をしながら答えた。
「とても素晴らしい先生でした。ただ、こらえ性がないのが残念でございます。もっと長く教えていただかないと、私は満足できません」
夫は背中を丸めてそそくさと出て行った。
夫婦のこらえ性
