53年(103年)春正月、夫餘国の使者が来て虎を献上した。1丈2尺もある大虎で、明るく輝かんばかりの毛並みだったが、尻尾がなかった。
王は将軍を派遣して遼東郡の6県を略奪した。後漢の遼東太守の耿虁が出兵して抵抗したため、王の軍は大敗を喫した。
秋9月、耿虁が貊人(濊貊)を撃破した。
55年(107年)秋9月、王は質山の南側で田猟し、紫色のノロを捕まえた。
冬10月、東海谷の長が朱色の豹を献上した。その豹は尾が九尺もあった。
56年(108年)春、大干魃に見舞われた。
夏になると草木が枯れて大地が赤くなって民が飢えた。王は詔を発して使者を出し、食料などを支給した。
57年(109年)春正月、王は後漢に遣使して安帝の元服を祝った。
59年(111年)春3月、王は後漢に遣使して特産物を献上し、玄莵郡に帰属することを希望した。
62年(114年)秋8月、王は南海(清川江一帯)へ行幸した。
冬10月、王が南海から帰った。
64年(116年)冬12月、雪が5尺積もった。