歴史新石器時代の東アジア[7] ●半坡遺跡 新石器時代中期の遺跡。1953年、火力発電所の建設に伴い発見された。仰韶文化半坡型の文化指標となっている。年代はB.C.5000年頃~B.C.4000年頃と考えられている。遺跡は4層からなる環濠集落で、居住区と墓地区に分かれてい... 2025.05.04歴史
歴史新石器時代の東アジア[6] 中期 B.C.5000年頃~B.C.3000年頃 この時代は、完新世の気候最温暖期『ヒプシサーマル期』にあたり、温暖化がもっとも進んだ。B.C.4500年頃には海面が現在より2メートル以上上昇していたが、B.C.3000年頃には現在の状態に... 2025.05.04歴史
歴史新石器時代の東アジア[5] 前期 B.C.7000年頃~B.C.5000年頃 新石器時代前期に入ると各地で独自の文化が芽生え始める。 中国では土器様式を時代別地域別に分類して、各グループを『○○文化』と名づけている。黄河上流域には『老官台文化』が、黄河中流域には『裴李... 2025.05.04歴史
歴史新石器時代の東アジア[4] 黒陶は、新石器時代後期の山東龍山文化期に出現した紋様のない黒灰色の土器。紅陶、灰陶に次いで登場した。白色粘土を還元炎で焼成するため、土器の表面に炭素が付着して黒くなる。焼成後、土器の仰面に黒鉛を塗ったり、素焼きしたものを燻して黒くした土器も... 2025.05.04歴史
歴史新石器時代の東アジア[3] 地域文化の隆盛 温暖化が最も進んだB.C.4500年頃には、海面が現在より2mあまり上昇していたが、B.C.3000年頃には現在の状態に落ち着いた。地球的にはB.C.6000年頃からB.C.3000年頃までの温暖期をヒプシサーマル期と呼んで... 2025.05.04歴史
歴史新石器時代の東アジア[2] 狩猟から農耕へ 遺跡の発掘法や遺伝子分析の進歩により、稲作の起源について従来の諸説と異なる事実が次々と明らかになった。 稲作は長江中流域で始まった。多年草の野生イネを一年草の栽培イネに改良することによって収穫量の増大をはかったのだ。 イネに... 2025.05.04歴史
歴史新石器時代の東アジア[1] 早期 B.C.11000年頃~B.C.7000年頃 一般的には磨製石器の出現をもって新石器時代の始まりとされるが、アジアではこれが当てはまらない。中国の旧石器時代後期の遺跡で磨製石器が出土するからだ。 そのため、アジアでは土器の出現をもって... 2025.05.04歴史
神話と民話ふたつの行李[10] 翌朝、用事があると言って嫁がまた出かけていきました。嫌な予感がしたパクチョンガは、急いで嫁を追いかけました。 龍宮へ通じる門がある川辺まで来ると、嫁が突然振り返りました。大きな目に涙をいっぱい浮かべています。「わたしたちの縁は切れてしまいま... 2025.04.27神話と民話
神話と民話ふたつの行李[9] ある日、嫁が使いに出たすきに、パクチョンガはもうひとつの行李の蓋を開けてしまいました。しばらくすると、行李のすき間からまた小人たちが出てきました。「なんだ、また小人なのか」 パクチョンガは、とてもがっかりしました。 しかし、今度の小人たちは... 2025.04.27神話と民話
神話と民話ふたつの行李[8] こうして、パクチョンガは龍宮で夢のような日々を過ごしたあと、龍女の嫁といっしょに自分の家へ帰りました。 パクチョンガは、小さな行李になにが入っているのか知りたくなりました。 しばらくは我慢して居間の棚に置いたままにしていましたが、行李の中身... 2025.04.27神話と民話